どうも、スーパーフライデーの取っ手の付いてる方武内です。
早いもんでもう12月ですね〜
7月や8月が懐かしいです。
2月や3月なんて、今年のことだったかな?って思っちゃいますよね笑
因みに僕の12月の目標は「未成年飲酒をする」です。
やっぱり、大学生の醍醐味と言えば未成年飲酒ですもんね!
さて今回はですね、今まであまり語られてこなかった僕と深田との出会いを知ってもらおうかなと思います。
やっぱりスーパーフライデーの起源と言ってもいい出来事なので、話は長くなりますがご了承下さい。
僕と深田との最初の出会い。それは今から2年と8ヶ月前のこと……
23時過ぎ。T氏は今日もコンビニで、弁当とジュースと適当なお菓子を買って帰る。そもそも料理をする方ではなかったが彼女もおらず、バイトで帰りが遅くなる彼はコンビニ弁当で済ますことが当たり前になったのだ。
「クソっ、俺にばっか仕事を押し付けやがって」
マンションに着き、理不尽なことで怒ってくるバイトの先輩の愚痴を言いながらエレベーターを待った。今日もその先輩に、無理な仕事量を押し付けられたことで残業せざる負えなかったのだ。
チーン
エレベーターが到着した。扉が開くと、そこには一人の男が立っていた。上下黒の服に帽子を深くかぶっている。
「こんば…」
ドンッ!
挨拶しようとしたその時、男が突然走り出し、そのままT氏を突き飛ばした。
「何すんねん!」
男は振り向きもせず、走り出した勢いのままマンションを出ていった。
「なんやあれ、ほんま今日は散々な日やで」
突き飛ばされた拍子に落としたコンビニ袋を拾いながらT氏はそう呟いた。
その数日後、その日は休日だったのでT氏は昼過ぎまで寝ていると、
ピーンポーン
チャイムが鳴った。最初は無視していたが、その後もしつこくチャイムが鳴るので仕方なく布団から出た。
せっかくの休日やのに。そう思いながらドアスコープから外を覗くと、そこには警察官らしき男が一人立っていた。T氏はチェーンを付けたまま少しだけドアを開けた。
「すみません、桜川警察署の深田諒と申します」
「なんやねん」
T氏は面倒臭そうに答えた。
「実はつい先日、このマンションで殺人事件が起こりまして」
「…そうなんや」
殺人事件が起こったことには驚いたが、所詮俺には関係のないことだという気持ちだった。
「〇月✕日にこの辺で怪しい人物を見かけなかったでしょうか?」
その日は確か帽子を深く被った男に突き飛ばされた日だった。確かにあの男は怪しかった。しかし、それを言ってしまうとその時の状況を事細かに聞かれることになる。それが億劫だと感じたT氏は、
「いや、分かりまへんな」
それだけを伝えてドアを閉めた。
それから小一時間が経った頃、
ピーンポーン
またチャイムが鳴った。イライラしながらドアスコープを覗くと、今度は2人組の警察官が立っていた。
ガチャ
「すみません、浪速警察署の…」
「なんやねん何回も!俺は何も知らん言うてるやろ!」
2人の警察官はキョトンとしていたが、T氏そのまま勢いよくドアを閉めた。
その次の日の朝、このマンションで起きた殺人事件のことがTVで放送されていた。
「やっぱりほんまやったんやな…。こんな身近で殺人事件が起こるやなんてな」
そう言いながらも所詮は他人事だと思い、T氏は朝食のトーストを食べていた。
しかし突然、その手が止まった。
「えっ…」
殺人事件の犯人が無事逮捕されたと報道しているそのTVには、あの日一人で訪ねに来ていた警察官の深田諒の姿が映っていた…。
どうでしたか?これが僕と深田の最初の出会いでした。それから色々あってスーパーフライデーというコンビを組むことになったんですよね。
芸人としてまだまだ未熟な僕らですが、これからも二人三脚で頑張っていくので応援宜しくお願いします!